三重県が現在、日本橋室町に今秋オープンする三重県のPR施設の名称を募集している。
三重県は、伊勢神宮、熊野古道、松阪牛、伊勢エビ、鈴鹿サーキットなど、見どころや名産が多いが、「地域としてのPRが足りない」と同県雇用経済部の加納友子さん。今年は伊勢神宮の式年遷宮、来年は熊野古道の世界遺産登録10周年を迎えることもあり、この機会を活かして首都圏での観光PRに力を入れようと同施設を開く。三井グループ各社をはじめ、食品卸の「国分(こくぶ)」、紙問屋「小津産業」、岡三証券など、三重県に起源を持つ企業が多く本社を構え、伊勢参りの起点にもなる日本橋を出店地に選んだ。
同施設が入るのは、今年3月に開業した浮世小路千疋屋ビル(中央区日本橋室町2)の1・2階。1階には飲食と物販のスペース、2階には多目的ホールを設け、各種イベントを開く。今回は、三重県の文化に触れる「おもてなしの場」として、「多くの人に愛され、親しまれる」名称を募集する。
応募は、はがき、ファクス、電子メールまたは三重県ホームページで受け付ける。最優秀者には賞金5万円を贈るほか、抽選で10人に三重県の特産品(3,000円相当)が当たる。応募締め切りは6月10日17時。