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小伝馬牢獄跡地に公設銭湯-蔵前の名湯「梅の湯」元主人が番台に

梅の湯の元主人黒川武彦さんとその子息である黒川智生さん。親子鷹で銭湯を守る

梅の湯の元主人黒川武彦さんとその子息である黒川智生さん。親子鷹で銭湯を守る

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 小伝間牢獄跡地に建つ中央区の複合施設「十思スクエア」の2階に、公設銭湯「十思湯」(中央区日本橋小伝馬町5、TEL 03-6264-9920)が7月14日、オープンした。管理運営は、今年3月に地元の人々に惜しまれつつ廃業した「梅の湯」(台東区蔵前4)の黒川武彦さん(76)、智生さん(35)親子が担う。

「十思湯」が入る十思スクエアは廃校になった小学校を利用した施設

 同地域にはもともと、岩本町駅最寄りの「於玉湯」と人形町駅最寄りの「世界湯」があり、それぞれ定休日が土曜と月曜。「十思湯」はその間の日曜を定休とする。

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 最近は同地域にファミリータイプのマンションが増え新住民も増加しているが、あまり銭湯に通う習慣はなく、そうした層への訴求が課題だという。また、観光客や出張客を狙い近隣のビジネスホテル等に案内を置いているが、そちらも今のところ反響はいまひとつだという。「廃業情報ばかりが飛び交う銭湯で、新規開業は大変珍しい。銭湯では珍しくボディーソープやシャンプー・リンスを備えており、有料の貸しタオルもあるので手ぶらでふらっと利用してほしい」と智生さん。

 区の施設の2階にあるため入り口が多少分かりにくいものの、備え付けアメニティーの充実ぶりとホテルやスパに近い高級感のある浴場が特徴。洗い場は2列12カ所で、立ちシャワーが2カ所。個別に仕切りがあるブース型で、公衆浴場に慣れていない外国人にも心理的抵抗がない造りになっている。ジャグジー付きの湯船は半身浴用の段差を設け、ぬるめ(40度)と通常(42度)の2つを用意。サウナ利用客を想定した水風呂(25度)もある。

 営業時間は15時~23時(入店は22時30分まで)。日曜定休。料金は大人=460円、中人=180円、小人=80円。オプションで貸しタオル(100円)、サウナ(400円、貸しタオル無料)も。

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