小伝馬町の地下室ギャラリーで雑貨ブランド展示会-ジュエリーや革小物など販売

アーカイヴァが作り出すアンダーグラウンドな世界観。

アーカイヴァが作り出すアンダーグラウンドな世界観。

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 小伝馬町・DIG DUGビル地下1階のギャラリー「inter-movement gallery」(中央区日本橋堀留町1、TEL 03-6231-1799)で8月31日、ファッション雑貨メーカー「archiva(アーカイヴァ)」の展示会が始まった。

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 2006年にバンクーバーで活動を始め、ジュエリーと革小物などのブランド「valus(ヴァラス)」とアートオブジェのブランド「S///i(エス・アイ)」を国内外で展開する同社。2007年からは横浜に拠点を移し、今年7月、現在のビルにアトリエとギャラリーを構えた。この場所で本格的な展示会を行うのは今回が初めて。

 「古くて手つかずの場所が良かった」という同社社長。下地に砂やわらを混ぜた絵画など、素材の物質感を重視した退廃的作風のドイツ人アーティスト・アンゼルム・キーファーの影響を強く受けたという同社ブランド群のコンセプトに合わせ、新たな活動拠点として「汚い壁や古さがあるアンダーグラウンドな場所」を探した結果、「一目でこの場所に決めた」という。

 「このビル自体、何かある感じがする」という、裏通りにひっそりたたずむ築50年のビルの、文字通り「アンダーグラウンド」な地下室。むき出しのコンクリートの壁は改装前からほとんど手が加えられていない。

 同社の商品をバングーバーで販売するセレクトショップ「komakino」は、取り壊しが決まったビルなどを期間限定で借りて店を開き、シーズンごとに移転していくゲリラ的展開が特徴。このようなコンセプトに触れ、同社は枠にとらわれないスタイルを学んだ。もの作りにも、それが生まれる場所にもオールハンドメードを貫く。「個人名ではなくモノで勝負したい」と、ディレクターやデザイナーの詳細は明らかにしていない。

 今回の展示会で発表する2011年春夏シーズンのテーマは「イマネンス(内在的)」。シルバーや真ちゅうのジュエリー(約1万円~5万円)、革バッグ(約8万円)、ベルト(約2万円)などを展示し、受注販売を行う。昨シーズンに発表し、話題を生んだという「手編みの真ちゅうベスト」(45万円)も展示を予定。

 9月5日まではバイヤー・プレス・関係者にのみ公開。6日からはメール(info@valusbyarchiva.com)で事前予約のうえ、一般にも公開する。9月30日まで。

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