食品メーカーの協同乳業(中央区日本橋小網町)は9月17日、「日本橋スイーツ」シリーズの新商品「和栗のプリンとつぶあん」の販売を開始する。
「ほっくりとした繊細な甘みと香ばしさが特徴」という熊本産「和栗」を使用
「日本橋スイーツ」は、同社が今年3月に発売した和テイストの洋風デザートシリーズ。現在、「なめらかプリンとつぶあん」「なめらか抹茶プリンとつぶあん」が定番商品として、全国のスーパー、コンビニなどで販売されている。夏季限定商品「柚子(ゆず」の香 葛(くず)寒天」は「夏らしく今までにない食感」と消費者に好評で、売れ行きも良かったため秋冬商品の投入が決まった。
今回は、消費者アンケートで人気が高かった「栗」を選んだ。「和菓子の素材」という同シリーズのコンセプトに沿って、「ほっくりとした繊細な甘みと香ばしさが特徴」という熊本産「和栗」を使用。渋皮を取り除いて甘く煮詰め、ペースト状にして混ぜ込んだ。「和栗の風味を残したまま、なめらかなプリン生地と合わせるのに苦労した」と開発担当の木村啓太さん。アニシ―ドやナツメグ、姫ウイキョウなどの香草を配したリキュール「グヨアンゼット」を隠し味に加えた。
パッケージは、シリーズ共通の黒基調とした和風のイメージ。和栗と粒あんのイラストをあしらった落ち着いたデザインに仕上げた。
10月には「きなこプリン 黒胡麻ソース」の発売も予定する。「今後も季節感のある商品を展開していきたい。新しい味のハーモニーを感じてもらえれば」と木村さん。
価格は136円。全国のスーパー・コンビニなどで12月16日まで販売する(一部地域を除く)。