期間限定のフラワースポット「駅ナカ花ミュージアム」が4月12日、東京駅にオープンした。
サントリーフラワーズの「花事業30周年」記念イベントの一環。会場の八重洲中央コンコースに、同社が独自開発した青いバラ「アプローズ」や「サフィニア」「ミリオンベル」など春を彩る花々で作られた花畑を用意。先週行われた第95回日本選手権水泳競技大会でメダリストに贈られた世界で唯一の「青い」カーネーション「ムーンダスト」を使った「ビクトリーブーケ」も展示する。
同社花ビジネス部の河内由美さんは「サントリーと花の結び付きは一般の方にはイメージしにくいかもしれないが、花事業は農産品を原材料として飲料品を製造している当社に農業のプロが多くいたことがきっかけ。最近では家庭菜園ブームで野菜類の種苗ビジネスも拡大している」と話す。
「東日本大震災以降、被災地の復興支援にも花を通じて協力してきた。花壇を作り、花を育てることで被災した皆さんが癒やされ、元気になる姿を何度も目の当たりにしてきた。『花』の持つ癒やしの力をより多くの人に知っていただきたくて1日45万人以上の利用客が通過する東京駅で『花ミュージアム』を設置した」と河内さん。「SNS映えするフォトスポットでは母の日向けのメッセージ写真も撮れるので、遊びに来てほしい」話す。
営業時間は10時~19時。入場無料。今月14日まで。