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日本橋で「めぐるのれん展」 アーティストと地元企業がコラボ

三越前駅地下歩道に、長さ約100メートルにわたる「のれんロード」を展開

三越前駅地下歩道に、長さ約100メートルにわたる「のれんロード」を展開

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 日本橋三越前駅地下歩道とCOREDO室町テラス前地下歩道で9月27日、アートイベント「めぐるのれん展」が始まった。主催は東京都、名橋「日本橋」保存会、一般社団法人日本橋室町エリアマネジメント、日本橋文化交流フェスティバル実行委員会など。

「マンダリンオリエンタル東京」制作ののれん「今昔四季」

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 日本橋の街づくりの新たなスローガン「JAPAN COLLABORATION NIHONBASHI」をテーマに地元企業やクリエイターなど多様なプレーヤーが参加し、日本橋の文化や資産を新たな目線から発信する複合イベント「NIHONBASHI MEGURU FES」の一環。

 会場では、日本橋の街を舞台に「企業を表現するのれん」、「街を表現するのれん」の2種類ののれんを展示。三越前駅地下歩道に長さ約100メートルにわたる「暖簾ロード」を展開する。

 「企業を表現するのれん」では日本橋のさまざまな企業が「自社のアイデンティティを表す」「来街者を楽しませる」をテーマにのれんを制作。日本橋で300年以上続く「にんべん」や「山本海苔店」、「千疋屋本店」などの老舗企業から、今年「日本橋室町三井タワー」に入居した「トヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメント(TRI-AD)」、「宇宙航空研究開発機構(JAXA)」など新たに日本橋にやってきた「新参者」まで、企業・団体32社が参画する。

 「街を表現するのれん」は、「日本橋の新たなシンボルとなるのれん」をテーマに、美術家野老朝雄さんや建築家の長坂常さんを含む著名クリエイター7人と、事前公募で選出した若手デザイナー5人が制作。多彩なクリエイターがのれん制作に関わるさまざまな職人とのコラボレーションを経て、「日本橋の街」を表現するのれんを創作する。

 老舗や飲食店が路地裏に軒をつらねる「室町一丁目」と「本町一丁目」の総称「ムロホンエリア」では同展に合わせてのれんを刷新。日本橋のデザイン会社「ゆかい」のやまねりょうこさんと、日本橋・注染問屋丸久商店の斉藤美紗子さんがのれんのデザインを手掛け、ムロホンの12店に期間限定で展示する。

 11月4日まで。

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