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東京駅エキナカ商業施設で「レスキューデリ」 フードロス削減目指し実証実験

構内の商業施設や駅施設で約8400人が働いているという東京駅

構内の商業施設や駅施設で約8400人が働いているという東京駅

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 東京駅改札内のエキナカ商業施設「グランスタ」などのエキナカ店舗で1月14日、フードロス削減を目指した実証実験「レスキューデリ」が始まる。主催はJR東日本グループの鉄道会館(千代田区丸の内1)とフードシェアリングサービス「TABETE(タベテ)」を運営するコークッキング(港区)。

東京駅エキナカ商業施設で「レスキューデリ」 フードロス削減目指し実証実験

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 同グループが推進するベンチャー企業との新価値協創の取り組み「JR東日本スタートアッププログラム2019」の一環。まだ食べられるのに廃棄されていた食品を営業終了後、駅で働く従業員に販売する同取り組み。今回の実証実験を通して就業人口が多い東京駅エキナカ全体のフードロス削減を目指す。

 同駅構内の飲食施設や食品販売店では、閉店までの品ぞろえ確保や、天候による見込み客数の大きな変動といった理由からフードロスが発生してしまうという。実証実験期間中、エキナカ商業施設内の売れ残った食品は閉店後コークッキングが買い取り、詰め合わせて指定の休憩室で実店舗サービス「レスキューデリ」として従業員に向けて販売する。

 参加店舗は、「ブランジェ浅野屋」「デイジイ東京」「BURDIGALA EXPRESS」「笹八」をはじめとする食品販売店や飲食店。販売商品はパン詰め合わせや弁当など日配品が中心。

 現在、東京駅構内の商業施設、駅施設では約8400人が働いており小さな地方自治体の人口にも匹敵する。実験は2月14日まで行い、結果を踏まえてエキナカ商業施設での食品エコシステム構築を目指すという。

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