見る・遊ぶ 学ぶ・知る

浜町の小唄師匠が動画チャンネル開設 日本橋から邦楽の魅力発信

「小唄を通じて江戸文化の魅力を感じてほしい」と話す千紫巳恵佳(せんしみえか)さん

「小唄を通じて江戸文化の魅力を感じてほしい」と話す千紫巳恵佳(せんしみえか)さん

  • 0

  •  

 日本橋浜町で江戸小唄と三味線の稽古所を主宰する千紫巳恵佳(せんしみえか)さんが12月27日、小唄を1曲ずつ紹介するユーチューブチャンネル「明暮れ小唄」を開設した。

小唄の師匠が動画チャンネル開設 日本橋浜町から邦楽の魅力発信

 巳恵佳さんが所属する千紫派は日本小唄連盟の初代会長も務めた千紫千恵家元が1957(昭和32)年に興した江戸小唄の流派。6歳から箏曲を始めた巳恵佳さんは東京藝術大学邦楽科卒業後、同派に入門した。

[広告]

 柳橋で生まれ、浜町で育ったという日本橋育ちの巳恵佳さん。「春夏秋冬、花鳥風月、恋愛、人生の機微が軽妙洒脱(しゃだつ)に盛り込まれた数々の小唄に魅了され、修行と演奏活動を続けている」と小唄の魅力を話す。

 巳恵佳さんは現在、浜町と飛騨高山で小唄と三味線の教室を開いている。約40人いるという弟子の中には、飛騨高山の芸妓や日本橋の会社経営者、舞妓(まいこ)さんに憧れる中学生などさまざまだが、新型コロナのウイルスまん延の影響で、人前で演奏する機会は激減したという。

 「邦楽の魅力を一人でも多くの方に伝えることはできないかと友人で同じく小唄演奏家の小唄幸三希(こうた・こうみき)さんの誘いを受け、映像制作会社『東京ニューシネマ』の協力を得て高山市の重要無形文化財「日下部民藝館」を舞台に映像を制作した」と巳恵佳さん。「小唄は初心者の方でも聴きやすいようにシングル盤感覚で1曲ずつ撮影している。緊急事態宣言が出て、外出もままならない日が続くが、小唄を通じて江戸文化の魅力を感じてほしい」と話す。