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日本橋で「凧市」 江戸から続く和の遊び紹介

疫病よけの伝説があるという江戸時代の妖怪「アマビエ」凧も

疫病よけの伝説があるという江戸時代の妖怪「アマビエ」凧も

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  東京日本橋タワー1階の公開広場で12月26日、和だこを各種そろえて販売する冬の風物詩「凧(たこ)市」が行われた。主催は「日本凧の会」と「凧の博物館」。

日本凧の会

 「凧市」は火事の絶えなかった江戸時代に、風を切って上昇するたこを火事よけのお守りとして民衆が買い求めたことに由来するという。同会では一昨年から同地で開催している。会場には「タコ」を模した立体だこや、疫病退散の妖怪「アマビエ」を描いたものなどさまざまな形状の和だこが並び、道行く買い物客らが足を止めていた。たこが売れるたび、凧の会会員らが客を囲んで三本で絞めて景気をつけていた。

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 川崎から来場し、竹紙製の「菱凧(ひしだこ)」を購入した会社員は「リモートワークが大半でステイホームが続きストレスがたまっている。多摩川の河川敷で思い切り飛ばしたい」と笑顔を見せる。

 老舗洋食店「たいめけん」社長で同会会長の茂出木雅章さんは「屋外で楽しむたこ揚げは、三密にならない安心な遊び。日本古来のたこ文化を楽しんでほしい」と話す。先月室町に移転した「凧の博物館」館長も務める茂出木さん。「市は一日限りだが、凧の博物館では和だこを毎日販売している。『和凧作りワークショップ』も開催しているので気軽にチャレンジしてほしい」と話す。