日本橋の情報発信拠点「三重テラス」2階イベントスペースで7月11日、アナウンサーによる神話や落語の朗読とピアノ・ギターによるジャズ演奏のセッションイベント「朗読とjazz~神話の国三重から~」が開催される。主催は、朗読女子集団「朗読女子LUCE」、INANAエンタープライズ(名古屋市、TEL 052-961-4177)。
「朗読女子LUCE」は、「美しい日本語を、魂を込めて伝えたい」をコンセプトに、アナウンサーやリポーターなどで構成する朗読グループ。2013(平成25)年の結成以来、三重県津市など中部エリアや東日本大震災の被災地で、大人のための読み聞かせ会や朗読教室を開いている。
三重テラスでの開催は今回が初めて。当日は、神話の国・三重から、「天岩戸」の神話を現代風にアレンジした朗読や伊勢神宮を現在の地に導いた「倭姫命(やまとひめのみこと)」神話の朗読、落語と朗読を組み合わせた「読み落語」として江戸落語の古典「芝浜」を上演する。
出演は、元東海テレビアナウンサーで朗読女子LUCE主宰者の稲葉寿美さん、元TVリポーターでタレントの近藤直美さん。演奏は、名古屋を拠点に活動するジャズピアニストのMasaco西嶋さん、ジャズギタリストの上村洋平さんが、2人の朗読に合わせて即興で演奏する。
稲葉さんは「江戸時代、伊勢の豪商達が街づくりに深くかかわった日本橋の地で、三重で番組制作などの仕事に関わるメンバーで公演ができる事をうれしく思う。『日本神話や江戸落語の粋とジャズ』という新しい試みを是非楽しんほしい」と話していた。
公演は13時30分~14時50分と16時30分~17時50分の2回ステージで、入場料は各1,000円。定員は各回先着20人までで、予約は電話とメールで受けつける。