東京駅日本橋口の複合ビルJOBHUB SQUARE1階の「Travel Hub MIX」(千代田区大手町2)で1月21日、拡張現実(AR)技術を活用したスポーツイベント「ゆるスポーツ運動大会」が開催された。主催はパソナグループ(千代田区)と世界ゆるスポーツ協会。
「ゆるスポーツ」は、オンラインでつながりながらAR技術を活用し、年齢・性別・運動神経に関わらず誰でも楽しむことができるという新スポーツゲームの総称。「スポーツ弱者を世界からなくす」をテーマに活動する「世界ゆるスポーツ協会」が提唱し、各参加団体が30種を超える競技を展開する。
今回で2度目となる同イベントでは、声量で相撲を取る「とんとん相撲」や、AR上でクライミングを行う「サインクライミング」、眉毛の動きでリフティング回数を競う「まゆげリフティング」などの競技を用意。リアル会場参加者に加え、群馬県や広島県など地方移住している親子連れやインドネシアなど海外拠点で働く社員らが、事前に専用アプリをダウンロードしてオンラインで参加し、リアル、バーチャルあわせて社員とその家族など約15人がゆるスポーツ競技を楽しんだ。
子どもと参加した女性社員は「在宅で仕事をしている時に、子どもたちはいつもオンライン会議が気になって仕方がない様子だったが、今回は子どもたちも思いきり画面に顔を出して参加することができて楽しそうだった」と話す。
企画担当の森一誠さんは「コロナ禍でコミュニケーション機会が失われている中、社員やその家族を笑顔にしたいという思いでこのイベントを企画した。お子さまでも高齢の方でも、運動能力に左右されないスポーツとして、誰でも楽しめる新しいコミュニケーション方法の可能性を感じることができた。今回は社員対象の企画だったが、これまでのノウハウを基にグループ各社と連携したオリジナルコンテンツを考案し、求職者の方や現在就業しているエキスパートスタッフとそのご家族を巻き込んだ楽しいイベントを企画していきたい」と話していた。