日本橋をテーマにした特殊切手「江戸―東京シリーズ第1集」が6月16日、日本郵便から発売された。
江戸から続く文化を、シール式のシート切手で紹介する同シリーズ。イラストは切手デザイナーで原画作者の吉川亜有美さんが担当し、建物やランドマーク、風俗などを柔らかい色・タッチで表現する。
第1弾は日本の郵便発祥の地でもある日本橋エリアにスポットを当て、江戸文化が色濃く残る街の風景や名所、老舗を紹介。乾物や楊枝、親子丼など日本橋の食べものや小物を江戸時代に流行したすごろく風にデザインした630円シート(63円切手×10種/全10枚)と、日本橋から江戸橋・人形町にかけて街の様子を絵地図風に描いた840円シート(84円切手×10種/全10枚)の2種を用意する。
「これまで日本橋をテーマにした切手を単品で販売したことはあるが、シート単位での販売は初めて。切手を通して日本橋に興味を持ってもらえれば」と大伝馬町郵便局の星和男局長。「江戸文化が色濃く残る街の風景や名所、老舗をイラストで表現した。実際の場所や名物も登場するので、切手で日本橋の街巡りを楽しんでほしい」と話す。
全国の郵便局で販売する。