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日本橋馬喰町に昆虫食レストラン 蜂の子料理やコオロギラーメンも

麺やだし、醤油などの原材料として1杯当たり約100匹のコオロギを使っている「コオロギラーメン」

麺やだし、醤油などの原材料として1杯当たり約100匹のコオロギを使っている「コオロギラーメン」

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 昆虫食レストラン「アントシカダ」(日本橋馬喰町2)が6月4日、日本橋馬喰町にオープンした。運営は昆虫食や野草、ジビエなど「地球の魅力を探究する」チーム「ANTCICADA(アントシカダ)」。

3種のスズメバチ蜂の子入り味噌ソースを添えて提供するエゾシカのロース

 「アントシカダ」は直訳するとアリとセミ。イソップ物語の「アリとキリギリス」の元となった古話から取った。同チームは「動物も、植物も、虫も分け隔てなく向き合える世の中」を目指し、昆虫食の魅力を伝える活動をしている。昆虫食は2013年、FAO(国連食糧農業機関)の報告書がきっかけとなり、栄養価の高さや環境負荷の低さから注目され始め、クラウドファンディングやイベントでの限定販売では連日完売するなど大きな反響を呼んだ。

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 店舗面積は48平方メートルで、席数は13席。旬の虫を使った「地球を味わうコース」(7,040円)や「ラーメン凪」と共同開発した「コオロギラーメン」(1,100円)、3種の昆虫を使ったつくだ煮のほか、焙煎(ばいせん)したフタホシコオロギを加えた黒ビール「コオロギビール」やタイワンタガメの雄を蒸留したクラフトジン「タガメジン」、蚕の糞を使った「蚕沙茶」などを提供する。

 コオロギラーメンは、2種類の国産コオロギをブレンドして取っただしに、コオロギを発酵させた「コオロギ醤油」や自家製の「コオロギ油」を加え、コオロギを練り込んだ麺を合わせた。トッピングの姿コオロギは選択可で1杯当たり約100匹のコオロギを使っている。ビールは重厚な飲み口とビターチョコのような苦み、キャラメルの香りが特徴。どちらも味や香り、食感など食材としての魅力が堪能できるよう試作を重ねた。

 「昆虫は餌や生息環境によって味が変わる。採取だけでなく、養殖や蚕など既存の産業の副産物として出る昆虫をうまく活用し、虫たちの魅力をさらに引き出していきたい」と代表の篠原祐太さん。「気持ち悪いと倦厭(けんえん)する人もいるが、勇気を出して冒険してみてほしい。新しい食体験を通じて世界を広げるきっかけになれば」とも。

 新型コロナ感染防止策として、当面の営業は金曜19時~、土曜12時~、19時~ (コース料理のみ、完全予約制)と日曜11~21時(コオロギラーメンのみ、予約不要)。

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