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日本橋浜町に規格外野菜専門青果店 旬の野菜を顧客の体調に合わせて紹介

会場では産地直送の規格外野菜を「冷え、肩こり」や「美容」など、期待できる効果別に展示販売

会場では産地直送の規格外野菜を「冷え、肩こり」や「美容」など、期待できる効果別に展示販売

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 日本橋浜町の複合スペース「Hama House(ハマ・ハウス)」で10月30日、期間限定の青果販売イベント「地球も人も治したい八百屋」が始まった。主催は東京を舞台に、街にやさしさの循環をつくることを目的に活動する「Tokyo Good Manners Project」。

野菜摂取量の簡易測定器「べジチェック」も設置

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 同プロジェクトが展開する野菜のフードロス削減に向けた取り組み「福ごはんプロジェクト」の一環として開催する同イベント。会場では見た目や規格外のサイズなどで普段は廃棄される野菜を全国の農家から集めて特別価格で提供するほか、規格外野菜を活用した「福ごはん弁当」(750円)の販売や、同じく浜町にある食品会社「カゴメ」が協賛する野菜ジュースと規格外野菜をミックスした「オリジナルスムージー」も用意する。

 初日となった30日には、近隣から約150組の家族連れが来店。会場では規格外野菜を「冷え、肩こり」や「美容」など、期待できる効果別に展示販売。白衣姿の接客スタッフが対応し、来店者は美養食研究家片山真美さん監修の「おやさい手帳」を片手に旬の規格外野菜を買い求めていた。

 販売の他、ビル屋上では食べ残しなどの生ごみを微生物の力でたい肥化する「コンポストワークショップ」も開催。店頭では野菜摂取量を数値化する測定機器「ベジチェック」を設置し、来店客がセンサーに手のひらを当てて測定していた。

 「日本では年間約200万トンの野菜が規格外という理由だけで店頭に並ぶことなく捨てられている。当イベントでは普段は市場に出回ることのない規格外野菜を、皆様の体調に合わせてお勧めしている」と同プロジェクト担当でコミュニティマネージャーの角田美佳さん。「値段の魅力だけでなくお子さまの食育にも良いと喜んでいただくお客さまも多い」と話していた。

開催時間は11時~19時、11月5日まで。

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