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東京ミッドタウン八重洲が一部開業 バスターミナルや小学校、東大施設も

地上45階、地下4階の「八重洲セントラルタワー」と、地上7階、地下2階の「八重洲セントラルスクエア」の2棟構成の「東京ミッドタウン八重洲」

地上45階、地下4階の「八重洲セントラルタワー」と、地上7階、地下2階の「八重洲セントラルスクエア」の2棟構成の「東京ミッドタウン八重洲」

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 東京駅直結の複合施設「東京ミッドタウン八重洲」(中央区八重洲2)で9月17日、来年3月の全面開業に先行して、地下のバスターミナルや一部店舗が開業した。開発は三井不動産(中央区日本橋室町)。

地下にはバスターミナルも直結

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 都心における複合用途型の街づくりを開発してきた「東京ミッドタウン」ブランドの新プロジェクトで、六本木、日比谷に続く3施設目。コンセプトは「ジャパン・プレゼンテーション・フィールド~ 日本の夢が集う街。世界の夢に育つ街~」で国内外から人や情報、モノ・コトが集まり、交わり、新しい価値を生み出し、世界に向けて発信していく 街づくりを目指すという。

 八重洲を含む東京駅東側エリアに位置し、地下から直接「八重洲バスターミナル」と八重洲地下街経由でJR東京駅に直結。地下駐車場から首都高速「八重洲線」までが直接接続するほか、羽田空港までは車で約15分と交通利便性も向上した。

 地上45階、地下4階の「八重洲セントラルタワー」と、地上7階、地下2階の「八重洲セントラルスクエア」の2棟構成で、延べ床面積は約28万9750平方メートル。先行開業するのは、バスターミナルのうち6つの乗降用バースと、商業施設57店のうち「八重洲セントラルタワー」地下1階の13店。開業初日は、東京初出店で沖縄のソウルフード「ポークたまごおにぎり」を提供する専門店「ポーたま」に待ち時間1時間以上の行列ができるなど、注目を集めていた。

 街区には、オフィス・商業施設・ホテル・バスターミナルのほか、1~4階には再開発地区内に所在していた「中央区立城東小学校」が開校し、エネルギーセンターや子育て支援施設も配備するなど、多様な用途の施設が複数同居。同小学校の新校舎には、2学期の開始とともに児童が登校している。

 地下4階の「八重洲エネルギーセンター」は2022年7月竣工で、9月より「東京ミッドタウン八重洲」と「八重洲地下街」への電気と熱の安定供給を開始している。災害時・非常時にも、企業の事業継続に貢献し、八重洲地下街や地域の住宅へも供給することで、八重洲エリア全体の防災力向上に貢献していくという。

 地下1~3階の商業ゾーンは57の店が出店予定。店の選定は、「ジャパンブランド」にこだわるなど、日本の未来のモノづくりとブランド価値を世界に向けて発信するべく国内外から注目を集める店をそろえる。

 オフィスエリアは顔認証での入退館システムやホログラムボタンで操作可能なエレベーターの設置など完全タッチレスで入退室を管理。24階のスカイロビーではフィットネスジムやラウンジを整備するなど、ワーカーの快適な執務環境と心身の健康にも配慮する。4階・5階は、交流ラウンジや貸し会議室、配信スタジオなどを備えたビジネス施設「イノベーションフィールド八重洲」(2023年3月開設予定)のほか、東京大学の都心サテライト「東京大学八重洲アカデミーコモンズ」が10月に開設する。

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