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蛎殻町でマトリョーシカ展-クリエーター31人が100種類描く

普段は絵画や彫刻が飾られるギャラリーに、ポップなマトリョーシカが並ぶ

普段は絵画や彫刻が飾られるギャラリーに、ポップなマトリョーシカが並ぶ

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 日本橋公会堂近くの「SAN-AI GALLERY」(中央区日本橋蛎殻町1、TEL 03-5847-7714)で12月13日から、「クリエーター31人が描く マトリョーシカ&グリーティングカード展」が開催される。

動物の絵が描かれたマトリョーシカ

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 現代美術のキュレーターである佐野恵美さんが2005年に開いた同ギャラリー。通常は絵画や彫刻、陶芸などを中心に展示しているが、毎年年末恒例の同展は「おもちゃのようなマトリョーシカが数多く並び、普段とだいぶ違う展示になる」という。

 無地のマトリョーシカの木型にイラストレーターや絵画作家、陶芸家など31人のクリエーターが自由に彩色した。マトリョーシカは人形型や卵型、家型など10種類あり、各クリエーターが数種類ずつ製作することで計100組の作品をそろえる。中には、手回しオルゴールが中に入ったマトリョールや、回転をするマトゴールも。

 佐野さんが夏ごろに「お題」を出し、普段は全く別のフィールドで活躍する各クリエーターが作品づくりに取り組む。シンプルな形に突起などを加えて立体感を増したり、入れ子構造を生かして人形にストーリーを持たせたりと、十人十色の発想が試されるうえ、木に絵付けすること自体の難しさも特徴。チャレンジのある企画に自ら参加を志願する作家も多く、過去には、クリエーターユニットのうるまでるびやイラストレーターの矢野信一郎さんも参加したという。

 マトリョーシカは全て手作りの一点物で販売も行う。価格は7,000円~4万円程度。例年20~30代の女性を中心に人気を集め、初日にはオープンを待つ行列もできるという。オリジナルグリーティングカード(150円~800円程度)も50種類以上用意する。

 今月23日には、ロシアで発明された世界最古の電子楽器「テルミン」をマトリョーシカに収めた「マトリョミン」を使ったクリスマスソングやロシア民謡のアンサンブル演奏会を開催。演奏開始は13時と15時。入場料は500円(グラスワイン付き)。

 開催時間は11時30分~19時(18日・23日は18時まで、最終日は17時まで)。日曜休館。今月25日まで。

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