日本橋の福徳神社(日本橋室町3)周辺で今秋開催予定の「老舗フェスティバル2026 by agataJapan」への参加者募集が6月3日、始まった。
全国の老舗企業や酒蔵、伝統工芸事業者らが集まる同イベント。日本が世界に誇る老舗の技術や文化、地域資源の魅力を国内外へ発信することを目的に2022年に渋谷で初めて開催された。翌年から老舗の多い日本橋地区へ移行し、今回で5回目の開催となる。昨年は全国から35社が参加し、約6000人が来場した。
今年はこれまでの1日開催から規模を拡大。10月1日~31日を「SHINISE WEEK 2026(老舗ウイーク)」と位置付け、日本橋を起点に全国の老舗や地域事業者をつなぐ企画を展開する。
期間中は、老舗同士によるコラボレーション企画や限定商品の販売、参加店舗を巡る回遊企画、SNSを活用したキャンペーンなどを予定。老舗の魅力を「点」ではなく「面」で体験できるイベントとして展開する。
メインイベントとなる「老舗フェスティバル2026」は10月3日に開催。テーマは「文化の交差点づくり(#CULTURECROSSING)」で、会場となる福徳神社、福徳の森、仲通り周辺では、全国の老舗や地域事業者が出展する「老舗・ご当地マルシェ」を開く。
会場では、日本酒やクラフトジン、ワイン、ビールなど全国の酒蔵や蒸留所による試飲販売のほか、伝統工芸品や地域産品の販売を行う。東京の東都のれん会をはじめ、21都道府県以上から老舗企業や自治体などが参加する予定。
併せて、かつお節削りや江戸組子などの伝統文化体験ワークショップ、老舗当主や地域関係者が登壇する「老舗・ご当地サミット」、観世流による能公演、和太鼓、ライブ書道、DJパフォーマンスなどのステージも展開する。
国重要文化財「三井本館」の特別見学会も予定。旧社長室や暖炉応接室、東洋一といわれる重さ50トンの大金庫などをガイド付きで公開する。前日の10月2日には三井本館で前夜祭を開催。着物や法被をドレスコードに、関係者や支援者らが集う交流の場とする。
募集対象は老舗企業や酒蔵、食品メーカー、伝統工芸事業者、自治体、地域団体など。主催者でスターマーク(港区)社長の林正勝さんは「老舗の技術や文化、地域の魅力を発信する機会として活用してほしい」と参加を呼びかける。