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日本橋で山王祭クライマックス「下町連合渡御」 みこし16基練り歩く

日本橋中央の「日本道路元標」付近でみこしを高く差し上げる

日本橋中央の「日本道路元標」付近でみこしを高く差し上げる

 日枝神社(千代田区永田町2)の山王祭を締めくくる「下町連合渡御」が6月14日、日本橋・京橋地区で行われた。主催は日枝山王祭下町連合会。

橋上でのせめぎ合いも見もののひとつ

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 この日は、日本橋、京橋、八重洲、茅場町、八丁堀などの氏子地域から集まった16基のみこしが中央通りを巡行し、日本橋周辺は大勢の見物客でにぎわった。

 神田祭とともに江戸時代から「天下祭」と呼ばれた山王祭は、徳川将軍家の上覧を許された格式高い祭りとして知られ、現在も京都の祇園祭、大阪の天神祭と並ぶ日本を代表する祭りの一つに数えられる。祭りの中心となる日枝神社は江戸城の鎮守として崇敬を集め、山王祭は江戸の町を代表する祭りとして発展した。現在も隔年で神幸祭を行い、王朝装束に身を包んだ行列や山車(だし)、みこしが都心部を巡行する。

 同祭は6月7日に始まり、神幸祭や稚児行列などさまざまな神事や行事を展開する。下町連合渡御はその締めくくりとして日本橋・京橋地区の氏子町会が中心となって行う山王祭の名物行事。各地域のみこしが一堂に集まり、中央通りを巡行する。参加したみこしは、日本橋一丁目や日本橋室町、日本橋本町、京橋、八重洲、茅場町、八丁堀など各地域を代表する16基。普段はそれぞれの町会で管理されているみこしが一堂に集まり、中央通りを埋め尽くす様子は下町連合渡御ならではの見どころとなっている。

 当日は、正午過ぎに京橋の東京スクエアガーデン前に各町会のみこしが集結。木やりの披露に続いて一斉に出発した。担ぎ手たちは威勢の良い掛け声を響かせながら中央通りを北上。沿道には地域住民や企業関係者、外国人観光客などが詰めかけ、スマートフォンやカメラを手にみこしの勇壮な姿を撮影していた。

 日本橋橋上中央では神田明神の氏子町会関係者が高張ちょうちんを掲げて待機。日本橋は日枝神社と神田明神の氏子地域が接する場所として知られ、橋の中央付近がその境界に当たる。13時30分過ぎには、一番手の八丁堀二丁目町会のみこしが日本橋に到着。以降続々とみこしが続き、中にはいきおい余って境界線をはみ出して、神田明神側の氏子が必死に押し返す様子も見られた。日本橋道路元標前では各町会のみこしが順番に「差し」を披露。担ぎ手たちが重さ数百キロのみこしを天に向かって頭上高く持ち上げると、沿道を埋めた見物客からは大きな拍手や歓声が上がっていた。

 日本橋周辺ではオフィスビルや商業施設が立ち並ぶ一方で、江戸以来の祭り文化が各町会単位で受け継がれている。沿道では町会関係者や地域企業の社員らがみこしを迎え、祭りを通じて地域のつながりを確かめる姿も見られた。

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