食べる 見る・遊ぶ 暮らす・働く

日本橋で日伊国交150年「イタリア古典料理フェア」 料理で粉の歴史を巡る

さまざまな粉と季節の野菜やカモ肉など素材をふんだんに使った8品のコース料理(4,800円)

さまざまな粉と季節の野菜やカモ肉など素材をふんだんに使った8品のコース料理(4,800円)

  •  

 日本橋富沢町のイタリア郷土料理の店「ラ ファリーナ」(中央区日本橋富沢町1、TEL 050-5890-7342)で4月1日、イタリアの料理文化の足跡をコースメニューでたどる「イタリア古典料理フェア」が始まった。

全国の契約農家から仕入れた野菜を使ってイタリアの郷土料理を提供する「ラ ファリーナ」

 日本とイタリアの国交150周年を記念した食のイベントで、文献に残る古典料理やイタリア各地方に伝わる郷土料理などをコースで提供。メニューは隔月で入れ替わり、年内に5つのコースを用意する。都市国家の集合体として発展したイタリアでは、南北に長く伸び高低差のある国土の影響で地域によって作られる「粉」が異なり、それぞれ独自の食文化が発達した。パンやパスタも地域により異なり、その種類は数千に及ぶという。

[広告]

 1回目となる今回は「イタリアの粉の歴史を巡る旅」と題して、さまざまな粉と季節の野菜やカモ肉などのイタリアの素材をふんだんに使った8品のコース料理(4,800円)を提供。8つの章で構成し、「inizio(発端)」として古式製法で作ったパン「パーネ・カラザウ」と「パン・ディ・ラメリーノ」から始まり、「stagione(来訪)」では農民料理の具だくさんスープ「ミネストラ」、「vendemia(収穫)」としてロンバルディア州最北端のバルテッリーナのそば粉を使った「ピッツォケリ」を提供する。

 さらに、「classico(古典)」としてパスタ発祥の地グラニャーノのスパゲティ、「compatibilita(相性)」ではピエモンテの伝統パスタ「タヤリン」、「concentorato(濃縮)」はフィレンツェ発祥のパスタ「パッパルデッレ」と、イタリア各地の郷土料理が続く。デザートには「toradizione(伝統)」としてクリ粉のクレープにハチミツを添えた「ネッチ」、最後は「combinazone(組み合わせ)」として2度火を通したビスコッティとイタリアンコーヒーのセットで締める。

 「店名のファリーナ(小麦)にちなんで、15世紀ごろから食べられている各地方の粉の個性を生かし、昔ながらの調理法で一皿一皿丁寧に仕上げた」とオーナーシェフの三條さん。「テーブルで時間と空間を超えたイタリア郷土料理の旅を楽しんでほしい」と話す。

 営業時間はランチ=11時30分~14時時 ディナー=18時~23時(土曜・日曜・祝日は22時まで) 月曜定休。