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日本橋で「カポックの実」由来のダウンウェア展示受注会 原木や実、綿の展示も

環境に配慮して木の実由来のダウンを使った「カポックノット」製品を手にする、デザイナーの満汐国明さん

環境に配慮して木の実由来のダウンを使った「カポックノット」製品を手にする、デザイナーの満汐国明さん

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 木の実由来のダウン専門のアパレルブランド「カポックノット」が1月15日、グラウンドニホンバシ(中央区日本橋室町1)で期間限定の展示受注会を開始した。

原材料となる「カポック」の木の実や綿も展示

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カポックは南米やアフリカなどの熱帯雨林に原生する樹木。「カポックノット」そのカポックの実からとれる綿を生地として加工することで植物由来のダウンをつくることに成功した。木の実由来なので動物の毛皮や羽毛を使うことも木を伐採する必要もなく、環境にやさしい素材として注目を浴びている。

 会場では同社の商品を実際に手に取り、試着をして注文をすることができる。取り扱いアイテムはメンズ、レディースのコートやジャケットのほか、ステイホームを意識した家の中で気軽に羽織ることができる上着などで、販売価格1万~4万円台が中心。店内にはカポックの木、木の実、綿などが展示され、実際に触ることもできる。

デザイナーの満汐国明さんは「今回の受注展示会のコンセプトは『ファームラボ』。農園でとれた木の実がどのように加工されてダウンになるのかを知ってもらえるようになっている」と話す。「あまりなじみのない素材だが、初めてカボックノットのダウンを手にしたお客さまから『あまりの軽さに驚いた』といった声や『ネットで興味をもっていたが、実際に触れる機会があるのは嬉しい』といった感想を頂いている」と満汐さん。「ビーガンファッションとして注目をされることが多いが、機能性はもちろんファッションアイテムとしても取り入れてもらえるように意識して展開している」と話していた。

営業時間は金曜日、土曜日、日曜日、祝日の13時~17時30分。来店には事前予約が必要で、予約はホームページで受け付ける。3月31日まで。

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