日本橋経済新聞の2021年上半期PV(ページビュー)ランキング1位は老舗洋食店「たいめいけん」仮店舗開業の記事だった。
ランキングは今年1月1日から6月30日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。
1. 日本橋川沿いに「たいめいけん」仮店舗 専用の新築ビル、3フロア115席で開業(4/30)
2. 人形町でパティシエによるライブ配信 オンラインで会話楽しみながら菓子販売(5/04)
3. 人形町で「行ったつもりで勝手にGOTO」企画 ライブ映像と取寄せグルメで北海道観光(1/21)
4. 江戸切子の老舗「華硝」がタオル店とコラボ 和の伝統模様「米つなぎ」モチーフに(4/12)
5. 日本橋あじさい通りでオカメザクラ満開 人影まばらな街で見頃迎える(3/3)
6. 日本橋の7画廊が集まり、新たなアートの試み「日本橋イースト」始動(4/4)
7. 日本橋浜町の住民ら255人、 防災共助の取り組み宣言(4/9)
8. 東京駅八重洲口にパラスポーツ応援施設 無料健康検診やライブステージも(6/1)
9. 日本橋に分身ロボカフェ常設実験店 遠隔操作による接客で働き方の未来開く(6/24)
10. 浜町の小唄師匠が動画チャンネル開設 日本橋から邦楽の魅力発信(1/9)
「たいめいけん」は「日本橋1丁目再開発計画」に伴い昨年の10月19日以降一時休業していたが、4月29日、日本橋川沿いの新築ビルに移転した。3代目の茂手木浩司さんが新設したカウンター席で鉄板焼き「ファイヤー」を提供する写真が連日SNSなどで話題を集めた。
2位記事の人形町のシェアスペース「河岸キッチン」でのパティシエライブ配信は、コロナ禍で中止となったリアルイベントに代えて開催したリモートによる菓子作り教室がステイホーム中のファミリー層の注目を集め、飲食店の新たな可能性を感じさせた。3位のライブ映像と取り寄せグルメで北海道観光を楽しんだバーチャルツアー企画や9位の遠隔操作による接客で働き方の未来を開いた分身ロボカフェ。10位の浜町の小唄師匠による動画チャンネル開設など、コロナ禍で外出が制限される中、デジタル技術やアイデアで顧客とのつながりを創出しビジネスチャンスにつないだ取り組みが多くの読者の注目を集めた。