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日本橋で「女子納活部」始動開始 働く女性が「ふるさと納税」で地域を応援

会場には日本橋で働くOLなどが駆け付け、税金や地域貢献について活発な意見交換が行われた

会場には日本橋で働くOLなどが駆け付け、税金や地域貢献について活発な意見交換が行われた

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 日本橋の地域活性化センター(中央区日本橋2)で9月16日、ふるさと納税の研究会「日本橋女子納活部」結成のプレイベントが行われた。主催はふるさと納税ポータルサイトを運営する「さとふる」(中央区日本橋2 TEL03-6895-2991)。

地域のために自分が何ができるかを模索してきたという納活部部長の谷口さん

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 「ふるさと納税」は、都市部と地方の税収格差是正のために2008年に導入された納税制度。応援したい自治体に対して2,000円を超える寄付を行った場合に住民税の約2割の範囲で還付、控除され、お礼として各地の名産品などが貰えるという仕組み。今年4月の法律改正により参加自治体も増え、返礼品も多様化しているという。

 同サイトでは、全国39市町村の委託を受けて、各地の名産品や生鮮品など1,000品以上の返礼品の紹介をしている。会場には日本橋などで働く女性15人が参加し、スタッフが実際にスマートホンを使いながら「ふるさと納税」の仕組みと「さとふる」の操作方法をレクチャー。ワークショップでは税金や地域貢献について活発な意見交換が行われた。

 「地方出身者として、地域のために自分がどんな貢献ができるかと模索してきた。ふるさと納税の紹介を通して、税金やその使われ方について考えるきっかけ作りができれば」と、石川県珠洲市出身で同社の納活部部長として同サイトの立ち上げに奔走してきたという谷口明香さん。「都会の女性の感性を地方の再生に生かせる橋渡しをしたい」と意気込む。

 約1700あるという全国の自治体の半数以上で若い女性の人口が激減している。若い女性の都市部への流出、少子化、税収不足の三重苦に喘いでいる地方自治体にこそ、都会で働く女性の感性が必要だという。同社では参加女性の意見をまとめて、地域の名産品づくりやマーケティングにも貢献していくという。

 参加費無料のプレインベントは9月30日にも予定されており、10月以降は本活動として、税理士大野修平さんによる「マネーセミナー」(10月14日)、食育インストラクターはりまや佳子さんによる「ビューティーふるさと&クッキング」講座(11月11日)など、月1回のペースで実施していく。

 開催時間:19時~ 会場:日本橋 橋楽亭(中央区室町3 コレド室町3階) 参加費:1500円
予約は電話とホームページで受け付ける。

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