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人形町大観音寺で「花まつり」-寺と地元商店街がイベント共催

釈迦の生まれたルンビー園に見立てた「花御堂」

釈迦の生まれたルンビー園に見立てた「花御堂」

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 人形町大観音寺(おおがんのんじ=中央区日本橋人形町1)で4月8日、毎年恒例の「花まつり」が開催される。同寺と人形町商店街協同組合の共催。

振舞われた甘茶とお饅頭を楽しむ参拝者

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 花祭りは、釈迦(しゃか)の誕生日といわれる4月8日に行われる仏教の行事。境内には釈迦が生まれたルンビー園に見立てた「花御堂(はなみどう)」を作り、その中の水盤に草花を散らし、参拝者は中央の誕生仏(釈迦の誕生の様子を表した像)に甘茶をかけて祝う。この風習は、釈迦が甘露の雨を産湯にしたという故事にちなんだもの。

 同行事が商店街と共催の祭りになったのは2003年から。商店の並ぶ人形町通りに面している大観音寺の祭りに合わせ、共に地元ににぎわいを作りたいと商店街がイベントを立ち上げ、今年で9回目となる。1,500人に上る参拝者に人形焼きやまんじゅうなどの人形町名物の菓子と甘茶を振る舞い、卵焼きやあんみつなどが当たる抽選会も開く。

 「仏教行事に親しみのない方も、気軽に体験してもらえれば」と同組合副理事長の柴川賢さん。会場には「少しでも早く復興してほしい」と東日本大震災の募金箱を置く。

 開催時間は11時~16時。同寺では7時~18時、都の重要有形文化財である本尊「鉄造菩薩頭」を特別開扉する。

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