日本橋エリアで盆踊りシーズンが始まり、7月から8月にかけて各地で盆踊り大会や夏祭りが続く。
町会が受け継ぐ地域の盆踊りでは、子ども向けの催しなど地域交流の場として親しまれる。一方、オフィス街を舞台にした都市型盆踊りでは、高層ビルに囲まれた街並みにやぐらやちょうちんを設置し、仕事帰りの人や遠方から訪れる「盆オドラー」が集うなど、それぞれに異なる魅力がある。
盆踊りで踊られる曲は、「炭坑節」や地域に伝わるご当地音頭など、長年受け継がれてきた定番曲だけではない。近年はJ-POPやアニメソングなどに盆踊りの振り付けを付けた「新作盆踊り」も各地で踊られるようになり、新しい振り付けも生まれている。
日本橋エリアでは、「べったら音頭」「これがお江戸の盆ダンス」「中央区民音頭」など、ご当地音頭が踊り継がれている。日本橋小学校の児童たちの詞もとに地域ぐるみで制作した「日本橋音頭」や、埋もれていた民謡が掘り起こされ再び踊り継がれこととなった「浜町音頭」など、盆踊りは伝統を受け継ぎながら、今も少しずつ進化を続けている。
各地では町会や地元企業を中心とした盆踊り大会や納涼祭が予定される。縁日や飲食ブース、ステージ企画を用意するなど、開催に向けた準備が進められている。
シーズンの幕開けを飾り7月10日・11日に開催された坂本町公園(日本橋兜町15)の「かぶかや盆だんす」は、芝生広場を会場にしているため、裸足で踊る参加者の姿も見られた。
東京駅と皇居を結ぶ行幸通り(千代田区丸の内1)で7月24日に開催する「丸の内盆踊り2026」は、都心ならではのロケーションが魅力。終戦の日の8月15日に開く「十思盆踊り」では、江戸の時を告げた「石町時の鐘(こくちょう・ときのかね)」をつき、戦没者への鎮魂の思いを込めて踊るなど、地域ごとに特色ある盆踊りが続く。
今後の主な開催予定は次の通り。23日は日本橋小学校(日本橋人形町1)で4町会合同の「日本橋小盆踊り大会」、24日は行幸通りで大手町・丸の内・有楽町夏祭り実行委員会が主催する「丸の内盆踊り」、25日・26日は堀留公園(日本橋堀留町1)で3町会合同の「堀留公園納涼盆踊り大会」を予定する。
8月は、8日に箱崎公園(日本橋箱崎町18)で、箱崎睦会などが主催する「箱崎夏祭り 納涼盆踊り大会」、15日に十思公園(日本橋小伝馬町5)で「十思盆踊り」、21日・22日に浜町公園(日本橋浜町2)で、中央区大江戸まつり実行委員会と中央区主催の「中央区大江戸まつり盆おどり大会」、28日・29日に京橋エドグラン(京橋2)で、京橋一の部連合町会主催の「京橋盆踊り」を行う。
9月は、26日に浜町公園で「浜町音頭保存会」による「浜町音頭 盆踊り大会」(雨天順延の場合27日)のほか、箱崎川第二公園(日本橋箱崎町3)で「蛎一南部町会納涼祭」を予定している。
10月19日・20日は「べったら市」に合わせ、大伝馬本町通りで「べったら盆踊り大会」を開催する。路上を会場に踊る珍しい盆踊りとして知られ、都内では年内最後の盆踊りとして盆踊りシーズンを締めくくる。