小型温浴施設「HAMANOYU えど遊」(中央区日本橋浜町3)が4月21日、オープン1周年を迎えた。
安田不動産が開発した複合施設「iiyu HAMACHO」内にある同施設。運営会社の「江戸遊(墨田区両国)にちなみ、浴室の壁面には葛飾北斎「富嶽三十六景」をモチーフにしたタイル画を採用している。男湯には「神奈川沖浪裏」、女湯には「凱風快晴(通称・赤富士)」を配している。
浴室の広さは、男湯・女湯ともに約153平方メートル(内階段エレベーター面積含む)とコンパクトな造りながら、男女別の浴室には露天風呂やロウリュサウナを備え、ジェットバスや高濃度炭酸泉なども設置。限られた空間の中で充実した入浴体験を提供する。
オープンから1年、同施設はランニングやヨガ、ジム帰りの立ち寄り先として利用が広がり、隅田川テラスを走るランナーの拠点としても定着。昼は近隣利用者、夕方は仕事帰りの会社員、週末にはイベント参加者などでにぎわい、3歳の子どもから長年この街に住む人まで、顔見知り同士が言葉を交わす「街の湯屋」としての役割として浸透しつつある。
1周年を記念し、5月10日まで男女の水風呂を備長炭風呂に変更するほか、スチームサウナではラベンダーやレモングラスなどの天然ハーブを週替わりで用意。5月8日までの金曜には、照明を落とした空間で入浴を楽しめる企画「ブラックフライデー」を行う。オリジナルグッズとしてサウナハット(5,000円)の販売も行う。
1階の「湯CAFE」では、クラフトビールの新商品「常陸野ネストペールエール」(770円)の販売が始まった。店長の西藤潤さんによると、常連客からは「ひと口目は軽やか、後から麦のコクとほろ苦さが広がる」「香りはさわやか、味わいはしっかり」と評判が高いという。
クラフトビールは常設4タップで用意する。ノンアルコールのビネガードリンクも用意し、山梨県のワイナリーが製造を手がけたブドウ酢を使ったドリンクが人気を集めている。カフェのみの利用もでき、湯上がりの1杯や休憩の場として利用できる。
店長の西藤潤さんは「銭湯やサウナのブームは地域の健康増進につながる。風呂はさまざまな湯を楽しめるよう2カ月に一度入れ替えをしている。1年で地域の生活に溶け込んできた。女性1人でも安心して過ごせる空間づくりと清潔感を大切にしているので、気軽に立ち寄ってほしい」とも話した。
営業時間は、温浴施設=9時~23時(最終入場22時30分)、カフェ=10時~22時。料金は、大人=1,500円、子ども(3歳~12歳)=700円。