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「日本橋系」音楽ユニット「How to Flower」、iTunesなどでアルバム配信

How to Flowerの2枚目のアルバム「from me to you」は配信限定リリース

How to Flowerの2枚目のアルバム「from me to you」は配信限定リリース

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 日本橋を中心に活動する音楽ユニット「How to Flower(ハウ・トゥ・フラワー)」が1月11日、新アルバム「from me to you」を配信限定リリースした。

昨年9月には解体直前の「木屋」ビル屋上でライブも

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 PCで制作した電子音楽と生楽器を併せて演奏する幻想的サウンドが持ち味の同ユニット。ギタリストのmAkiこと牧添哲英(あきひで)さん、ピアニストのTOMOYOこと青木智世さんの2人が2007年に結成した。「日本橋系アーティスト」を自称し、作詞・作曲、演奏、プログラミングからレコーディングまでの全てを日本橋で行う「音楽の地産地消」をテーマに活動している。

 昨年6月、同ユニットは一時活動休止を予定していたという。しかし、7月に解体が決まった日本橋木屋ビル地下でのライブ、9月に同ビル屋上でのライブを行うことになり、「もう二度とない舞台」に向けて日本橋の街への思いを込めた新曲を書き下ろした。今回発表したアルバムには、そのときの9曲に未発表の2曲を加えた全11曲を収録する。

 収録曲の一つ「Red Eve」は、直訳では「赤い前夜」という新たな始まりを予感させるタイトルだが、「再開発」を英訳した「Redevelopment(リデベロップメント)」の最初の6文字をとったもの。歌詞にある「ビルの谷間で出逢った紅の桜」は、日本橋本町にある早咲きの桜「オカメサクラ」を表し、そのほかの楽曲も、再開発の途上で変ぼうを遂げていく日本橋を思い、その未来を見守っていく気持ちを紡ぐ。ジャケット写真には「日本橋」欄干の獅子像と、同ユニットが「いつか武道館へ連れて行く」と願を掛けているだるまが同じ方向を見つめる姿を載せた。

 2人は「一度は休止しようと思ったのに、日本橋に呼び戻された」と話す。「木屋でのライブを経て、音楽が自己表現の枠を超え、『この街に恩返しをしたい』という気持ちがプラスされた」とも。「街との関わりをさらに深め、地元にサポーターを増やしたい。いつか日本橋のたもとで野外ライブができる日が来れば」と夢を描く。

 価格は1,400円。iTunes StoreやAmazon MP3をはじめ、国内外の約50サイトで販売する。発売を記念し2月17日、渋谷のライブハウス「La mama」でライブを開く。料金は、チケット代=2,000円、1ドリンク=500円。

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