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三井記念美術館で「近江名宝展」-比叡山など琵琶湖周辺の社寺から文化財100点

滋賀県の文化財が東京で一堂に展示されるのは今回が初めて。

滋賀県の文化財が東京で一堂に展示されるのは今回が初めて。

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 三井記念美術館(中央区日本橋室町2、TEL 03-5777-8666)で9月8日、「琵琶湖をめぐる近江路の神と仏名宝展」が始まった。

琵琶湖周辺の近江の古社寺に伝えられた秘仏、名宝をそろえる

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 琵琶湖周辺の近江の古社寺に伝えられた秘仏、名宝を一堂にそろえる同展。延暦寺、園城寺、石山寺など42の古社寺から、仏像、神像、仏画、経巻、工芸品など約100点の名宝が集まる。

 古くから交通の要衝であり宗教文化が栄えた滋賀県は、京都府、奈良県に次ぎ、国の重要文化財が多い。同地の文化財が東京で展示されるのは同展が初めて。藤原道長の娘・上東門院彰子が書写した法華経を収めたという延暦寺の「金銅経箱(こんどうきょうばこ)」などの国宝6点、釈迦(しゃか)を中心に比叡山の守護神らを描いた仏曼荼羅(まんだら)「山王本地仏像」などの国の重要文化財56点、滋賀県指定文化財21点を一堂に展示する。状態維持のため、長期間の展示が難しい絵画作品は、会期を3回に分けて展示替えする。

 「東京の人にも美術品の美しさと貴重な歴史資料に触れ、近江の文化の奥深さに触れてもらいたい」と清水眞澄館長。

 同展に合わせ、日本橋三井タワー(日本橋室町2)で写真パネル展「水と神と仏の近江」を開催する。23日まで。

 開館時間は10時~17時。入館料は、一般=1,200円、大学生・高校生=700円 中学生以下無料。月曜休館(9月17日、10月8日は開館、9月18日、10月9日は休館)。展示期間は、前期=9月30日まで、中期=10月2日~28日、後期=10月30日~11月25日。

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