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日本橋で「アール・ヌーヴォーの装飾磁器展」 欧州名窯の作品を横断的に展示

ロイヤル・コペンハーゲン「釉下彩眠り猫」1898-1922年 塩川コレクション

ロイヤル・コペンハーゲン「釉下彩眠り猫」1898-1922年 塩川コレクション

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 三井記念美術館(中央区日本橋室町2、TEL 03-5777-8666)で7月6日、「アール・ヌーヴォーの装飾磁器展」が始まった。

ヨーロッパ名窯の陶磁器や関連するリトグラフ・素描・書籍等約200点を展示

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 欧米で19世紀末から20世紀初頭にかけて隆盛した装飾様式アール・ヌーボー。優美で装飾性の高い華やかなデザインを特徴とし、その流行は工芸や建築、グラフィック・アートなどさまざまな分野に広がった。

 同展では、パリ万博を軸に伝統と高度な技術をベースに革新的なデザインの作品を次々と世に出したフランスのセーブルやデンマークのロイヤル・コペンハーゲン、ビング&グレンダール、ドイツのKPMベルリン、マイセンなどヨーロッパ名窯の陶磁器や関連するリトグラフ・素描・書籍等約200点を展示する。「一つの窯元に焦点を当てた展示が多い中、アール・ヌーボー期の主要な窯元の作品を横断的に紹介する展覧会は初めて」と同館学芸員。「ビング&グレンダールの『釉下彩鷺センターピース』など世界に数点しかない貴重な作品もある。ぜひ窯元の違いや個性を楽しんでもらいたい」とも。

 開館時間は10時~17時(金曜は19時まで)。入館料は、一般=1,300円、大学・高校生=800円、中学生以下無料。金曜日は17時以降入館でナイトミュージアム割引(一般=1,000円、大学・高校生=500円)。月曜と7月19日は休館(7月18日と8月15日は開館)。8月31日まで。

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