「銀行業の昔・今・未来 わくわく体験ツアー」が7月26日、日本橋の三井本館(中央区日本橋室町2)で行われた。主催は日本橋室町エリアマネジメントと三井住友信託銀行日本橋営業部。
子どもたちが日本橋の企業や店舗で本物の仕事や社会の仕組みを体験する「夏のわくわくキッズフェス in 日本橋」のプログラムの一環。今年も金融、ものづくり、食、伝統文化などのプログラムを用意し、日本橋ならではの「リアル社会体験」を通して、子どもたちが未来の仕事や学びに触れる機会となった。
銀行体験ツアーは11時、13時、15時の3回に分けて行った。会場の三井本館は1929(昭和4)年に完成し、1998(平成10)年に国の重要文化財に指定された歴史的建造物で、普段一般が立ち入る機会の少ない場所を巡りながら、銀行業の歴史や信託銀行の役割について学んだ。
子どもたちは、練習用紙幣100万円分を使ってお金を数える「札勘(さつかん)体験」に挑戦。銀行員から札束の持ち方や数え方のコツを教わりながら、慣れない手つきで紙幣を数えていた。本物の紙幣一億円分と同じ重さを体験する「一億円の重さ体験」では、想像以上の重さに驚きの表情を見せる子どもや、家族で記念撮影を楽しむ姿が見られた。
館内見学では、東洋一という大金庫を見学。参加者は重さ50トンの重厚な扉を押し動かす体験を楽しみながら、堅固な構造を間近に見て、銀行が大切な財産を安全に守る役割について学んだ。このほか、歴代経営者が執務した旧社長室も公開され、社長席に座って記念撮影するなど、歴史ある調度品に興味深そうに見入る親子の姿も多く見られた。
参加した子どもたちは「お札を数えるのが思ったより難しかった」「一億円はすごく重かった」「大金庫を押すと少しずつ動いたのが一番印象に残った」などと話していた。参加した保護者からは「普段入ることのできない三井本館で金融について学べる貴重な機会になった」と好評だった。
イベント責任者を務めた同信託銀行日本橋営業部副部長の神谷威一郎さんは「事前応募した40組、約100人の親子連れに参加いただいた。札勘体験や一億円の重さ体験、大金庫見学などを通して、金融を身近に感じてもらい、金融教育に親しむ入り口として楽しんでいただけたら」と話す。