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浜町公園で盆踊り 地元保存会が伝統の浜町音頭で地域の魅力伝える

保存会のメンバーが「浜町音頭」「花笠音頭」の縦踊り(たておどり)を披露。「浜町音頭」ではご当地うちわを手に、日本舞踊を思わせる所作で踊った

保存会のメンバーが「浜町音頭」「花笠音頭」の縦踊り(たておどり)を披露。「浜町音頭」ではご当地うちわを手に、日本舞踊を思わせる所作で踊った

 濱町音頭保存会が9月27日、「第20回 浜町音頭保存会盆踊り大会」を浜町公園(中央区日本橋浜町)で開催した。

伝統の浜町音頭で地域の魅力伝える

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 当初は26日に開催する予定だったが、雨天のため1日順延した。この日は、途中小雨が降る天候だったが、会場には多くの参加者が集まった。

 盆踊りは、16時、17時、18時の3部制で、19時まで行った。開始直後には保存会メンバーが「浜町音頭」「新浜町音頭」を踊り、続いて「これがお江戸の盆ダンス」や「どどんぱん節」がかかると、見物客も輪に加わり、幾重にも踊りの輪が広がった。

 第2部の冒頭には、再び保存会が「浜町音頭」「花笠音頭」の楽曲に合わせて、縦列に連なって前進しながら踊る「縦踊り(たておどり)」を披露。その後、輪踊りに戻り、「浜町美人音頭」や、中央区民になじみ深い「銀座カンカン娘」「これがお江戸の盆ダンス」、各地の盆踊りで親しまれている「東京音頭」「炭坑節」「ダンシング・ヒーロー」などを踊った。

 「浜町音頭」は、関東大震災後の復興事業の一環として整備された浜町公園の竣工を記念し、1929(昭和4)年に誕生した。浜町二丁目金座町会長だった佐藤長祐さんの呼びかけで、作詞を木村富子さん、作曲を杵屋栄蔵さん、振り付けを藤間勘右衛門さんが手がけたとされる。その後戦禍で一時途絶えたが、1948(昭和23)年~1949(昭和24)年ごろ結成したという浜町音頭保存会が現在まで踊り継いでいる。

 同保存会では「浜町音頭」を受け継ぐ一方、独特の間や雰囲気を残しながら、より盆踊りとして親しみやすく作られた「新浜町音頭」も踊っている。「浜町美人音頭」は浜町の歴史を歌詞に取り入れ、華やかさとポップさを兼ね備えた曲。3曲は「浜町音頭三部作」として受け継がれている。

 長唄を取り入れた独特の間やリズムが特徴の「浜町音頭」は、振り付けを身につけるには稽古が欠かせないという。保存会では週に1回ほど集まり、班に分かれて役割を分担しながら振り付けを仕上げている。

 三味線や長唄を担当する「地方(じかた)」は別に稽古を重ねる。踊りと三味線の合同稽古は月1回。夏には会員約10人で8カ所の高齢者施設を訪れ、盆踊りを披露するボランティア活動にも取り組むほか、保存会が振り付けた「神田明神音頭」が披露される「神田明神納涼祭り」の盆踊りにも参加している。

 同会事務局長の木村康子さんは「皆さんにつないでいこうという気持ちがあるから熱心な方が多い」と話す。会員の多くは地元在住者。シニア世代も多く、週1回の運動を楽しみに参加する人も多いという。若い世代や働きながら参加する人、子育て中の人など、世代は幅広い。浜町の大江戸盆踊りをきっかけに保存会に参加した梅津さんは今年で8年目だが、「まだまだ新参者」と話す。

 会場を訪れていた地元男性の一人は、踊りには参加しないが毎年欠かさず来場しているという。「子どものころは公園の外で縦踊りがあった。場所柄、芸者衆が来て踊っていた頃もあった。長唄っぽい曲がかかるのがいい。間やリズムに風情がある」と笑顔を見せていた。

 木村さんは「どこに行っても盆踊りの普及、地域の盛り立てがわれわれの活動。今後も地域での活動を続け、10月25日の中央区福祉まつりにも参加する予定。来年も続けるので、踊り納めが近いこの時期の浜町の踊りを楽しんでほしい」と話す。

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