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小舟町で「江戸の暮らしと日本橋未来絵図」展-首都高のない日本橋描いた作品も

首都高が取り除かれた未来図「晴れて、日本橋」は日本橋で暮らす人々の共通の思い

首都高が取り除かれた未来図「晴れて、日本橋」は日本橋で暮らす人々の共通の思い

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 老舗扇子店「伊場仙」(中央区日本橋小舟町4、TEL 03-3664-9261)が運営する「まちかど展示館」で11月28日、「江戸の暮らしと日本橋未来絵図」展が始まった。

「街のあり方を考えるきっかけになれば」と挿絵画家の中野耕一さん

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 同展では、「二本松の菊人形」のデザインや沖縄平和祈念資料館(沖縄県糸満市)などの設計を手掛けてきたミュージアムデザイナーで挿絵画家の中野耕一さんの作品を展示。首都高が取り除かれた近未来の日本橋を描いた作品「晴れて、日本橋」の原画を中心に、東京駅や歌舞伎座などの挿絵用イラストや五街道の起点である日本橋に暮らす江戸庶民の日常風景を描いた「街道」など6点を紹介する。会期後半に、団扇の製作工程を描いた「団扇(うちわ)製造之図」の追加を予定。

 「江戸から東京へ街並みは大きく変化したが、優しさや気遣いなど、日本橋で暮らす人々の本質は変わっていない」と中野さん。「少し未来の東京を想像しながら、江戸の浮世絵師気取りで描いた。街のあり方を考えるきっかけになれば」とも。

 開館時間は、月曜~金曜=8時~20時、土曜=11時~17時。日曜・祝日休館。入館無料。12月28日まで。

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