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大伝馬町で「日本橋くされ市」 江戸から続く古市、地元住民や老舗参加で復活

「くされ市」は、ガラクタや河岸(かし)の残り物を売買する市という意味

「くされ市」は、ガラクタや河岸(かし)の残り物を売買する市という意味

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 日本橋大伝馬町恵比寿通りで5月27日、「第5回日本橋くされ市」が開催される。主催は、べったら市地域振興会(中央区大伝馬町、TEL 03-3661-3703)。

「新旧住民の、良い交流の場になれば」と事務局の秋山悦宏さん(左)

 「くされ市」は、ガラクタや河岸(かし)の残り物を売買する市という意味で、江戸中期から続く「べったら市」の前身として開かれていた。当時全国の物資が集積した日本橋エリアで、神仏への供え物を売る市として発展したという。10月の「べったら市」に対し、春の地域イベントとして2014年に同振興会が復活させた。

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 かつては江戸城と下町をつなぐ常盤橋御門から日光、奥州へと続く街道沿いに、木綿問屋が軒を連ね、江戸一番の商業地として栄えた同エリア。現在はオフィス中心の街で休日の人通りも少ないが、マンション開発も盛んで、近年は、地元で育った子育て世代や、近隣で働くサラリーマンなどが増加しているという。毎年、地元企業や新旧住民が出展し、近隣の家族連れなど3000人を超える見物客でにぎわう。

 5年目となる今回も、大伝馬町の恵比寿通りの一部を封鎖した「ブロックマーケット」として展開。近隣の店舗や企業、地域住民などが出店する。モロッコカフェ「ダリア」(日本橋大伝馬町)、「鉄道居酒屋キハ」(日本橋堀留町)などの飲食店のほか、日本橋経済新聞も「ボランティア記者」募集ブースを出店する。

 同振興会事務局の秋山悦宏さんは「『くされ市』も5年目を迎え地元のイベントとしてすっかり定着してきた。新旧住民の交流の場としてお役に立っているのではないか。スタッフも募集しているので、興味のある方は事務局まで問い合わせてほしい」と話す。

 現在、日本橋通勤者や居住者を対象に出展者を募集している。応募枠は40店。出店料は、物販ブース(30枠)=3,000円、飲食ブース(10枠)=5,000円(各1.8メートル四方)。枠が埋まり次第、受け付け終了。

 開催時間は11時~17時。