COREDO室町テラス1階「大屋根広場」（中央区日本橋室町3）で8月4日、「大屋根夏まつり2022 in NIHOMBASHI」が始まった。

日本橋の老舗やホテルも出店

　会場には、日本橋の老舗飲食店やホテル、縁日ブースなど19店が出店する。「ミシュランガイド東京」で「最も快適なホテル」など最高峰の評価を得るラグジュアリーホテル「マンダリン オリエンタル東京」（日本橋室町2）が特別メニューのオリジナルカクテル（500円）やジェラート（700円）などを屋台販売するほか、1959（昭和34）年に日本橋料理飲食業組合の青年部として発足した「三四四会」（みよしかい）による屋台販売ブースでは、老舗日本料理店「日本橋ゆかり」の「江戸っ米プリン」（600円）やすし店「蛇の市本店」の「助六弁当」（600円）などを販売する。

　会場にはステージも設置し、8月4日・5日は、日本橋に勤務するオフィスワーカー有志によるライブイベントやサークル団体による発表会などのパフォーマンスも披露する。縁日ブースでは、射的、輪投げ、ヨーヨー釣りなど子どもから大人まで楽しめるコンテンツを用意する。

　イベントの企画運営を担当する大屋根夏まつり実行委員会事務局の平内孝幸さんは「2019年9月末のコレド室町テラス開業後、コロナ禍に突入し、直近2年間については思うようなイベント開催ができなかった。今一度、日本橋室町エリアには『大屋根広場』という有効なコンテンツがあることを発信したい。地域の皆さまとご一緒させていただきながら『にぎわいの醸成』ができれば」と話す。

　「歴史のある日本橋室町エリアで、地域を支える多くの関係者の方々へ事前に説明を行い、応援・賛同いただくことを大事にした。多くの方々のご信頼を裏切らないように、新型コロナウイルス感染予防策をはじめとした『安心・安全』なイベント運営を行い、ご来場いただいた皆さんに楽しんでいただけるように運営一同、頑張りたい」と意気込む。

　「今後はこの企画を大屋根広場の夏の恒例イベントまで昇華させたいと思っている。参加店数の拡大もさることながら、本年度は新型コロナウイルス感染拡大傾向のため控えめとなってしまったステージ企画についても、よりパワフルなパフォーマンスを披露いただけるようにしたい。本年度は節電対応で中止となったが、来年はイベント装飾のちょうちんの協賛なども募り、ちょうちんが並ぶ会場を通して街の皆さんで作るイベントとなれば」とも。

　開催時間は、4日・5日＝17時～21時、6日・7日＝15時～20時。8月7日まで。