企画展「30の顔2026」が10月2日、REIJINSHA GALLERY(中央区日本橋本町3)で始まった。
世代や画風の異なる作家が「顔」をテーマに作品を発表する同展。12度目となる今回は画家30人の作品60点を前期・後期の2期に分けて展示する。
同ギャラリーは、美術展の企画・運営や美術関連出版などを手がける麗人社が運営。2012(平成24)年に銀座で開廊し、2018(平成30)年に日本橋大伝馬町へ移転した。入居していたアート複合ビルの閉鎖に伴い、2022年7月に現在の日本橋本町へ移転。現在のギャラリーは江戸通り沿いのニューカワイビル1階に位置する。
「30の顔」展はREIJINSHA GALLERYが継続して開催してきた企画展で、多様なジャンルの作家が共通する「顔」というテーマを通して、それぞれの表現を紹介してきた。
前期(10月2日~16日)は、荒井かれんさん、沖綾乃さん、勝間田万綾さん、川邊りえさん、顧洛水さん、島﨑良平さん、朱華さん、杉野郁さん、髙野詩音さん、徳永なごみさん、夏目らんさん、星野明日香さん、増田恵助さん、Yunaさん、劉柏辰さんの15人が出展する。
後期(10月23日~11月6日)は、荒木名月さん、飯塚萌瑛さん、カナイミユさん、かわかみはるかさん、北村瞬さん、工藤千紘さん、ジョーンズ美月さん、杉山日向子さん、芹澤美咲さん、外田千賀さん、寺沢ともきさん、橋本悠さん、ひらのにこさん、藤村栞さん、モリモトアツシさんの15人が出展する。
麗人社社長の野口和男さんは、顔をテーマにする理由について、「人間の顔は個性を生むだけでなく、感情を目に見える形で表し、非言語的なコミュニケーションを担う重要な部位。アートにおいても多くの背景を物語ることのできる奥深いモチーフで、今後も続ける価値のある普遍的なテーマだと感じている」と話す。
12回を重ねる中で作品にも変化が見られるという。野口さんは「『30の顔』はいわゆる美人画展ではなく、以前から幅広い作風の作家が集まってきた。回を重ねてきたからこそ、その時々の時代性を反映できていると思う。ここ数年は抽象寄りの作品や男性を描いた作品が増え、学生をはじめとする若手とベテランを織り交ぜた作家選出に変わってきた」と話す。
出展作家については「『顔』を通して独自の表現ができていることを大切にしている。ギャラリースタッフ自身が『その人の作品が欲しい』と思えるかどうかも重要」と野口さん。「これからも『顔』という身近な一つのテーマに対して、30通りの答えを提示できる企画でありたい」と話す。
開催時間は12時~19時(最終日は17時まで)。日曜・月曜休廊。入場無料。