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人形町今半本店に新館 鉄板焼「喜扇亭」が移転オープン

喜扇亭人形町本店 焼き手 六川信行さん(左)と人形町本店 サービス長 栗山祐佳さん

喜扇亭人形町本店 焼き手 六川信行さん(左)と人形町本店 サービス長 栗山祐佳さん

 改装中の「人形町今半」(中央区日本橋人形町2)が9月1日、本店隣接地に新館を先行オープンした。

「蔵」をモチーフにしたという新館の外観

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 1895(明治28)年に牛鍋店として創業した同店。今回の全面リニューアルでは、歴史ある既存の木造建築を次世代につなぐため、外観をそのままに保ちながら隣接地に新館を建設した。調理場などの設備を新しくしたほか、エレベーター、授乳室、ベビーベッド付き多目的トイレなどを設けた。

 面積は3フロア合わせて約590平方メートル。新館2階には、すき焼・しゃぶしゃぶを提供する「人形町今半」が入り、3階には鉄板焼ステーキ「喜扇亭 人形町本店」が移転する。カウンター13席(最大)と2~6人用の個室3室を設ける。どの席にも鉄板グリルを備え、黒毛和牛や魚介、野菜などを客の目の前で焼き上げる。黒毛和牛は人形町今半が選ぶ。黒毛和牛ステーキの価格は、特上=9,900円、極上=1万5,290円。前菜、名物のハマグリの吸い物、焼き野菜、ステーキ、食事、デザートなどを組み合わせる「黒毛和牛コース 百川(ももかわ)」を1万6,940円から用意し、ランチの「黒毛和牛ステーキ定食」は5,390円から用意する。

 「喜扇亭」の店名は同地にあった浪曲寄席に由来する。人形町は、かつて各町会にそれぞれ寄席があった「一町一席」の地として知られ10軒もの寄席が集まっていた演芸の街。寄席の一つだった浪曲寄席「喜扇亭」を引き継ぎ、店名として残している。公式サイトでも現在の店舗所在地を「明治~昭和の名席浪曲寄席『喜扇亭』の跡地」と紹介している。「食材と真剣に向き合い、お客さまの目の前で最高の状態で調理する。四季の移ろいを感じさせる日本料理と鉄板料理の融合を楽しんでほしい」と同店広報室長の鈴木智士さん。「特製の椅子は黒毛和牛の革を使い幅は通常より大きめの70センチ。鉄板焼きを、ゆったりとぜいたくに楽しんでほしい」と話す。リニューアルでは。旧店で使っていた踏み切り石や個室の床材などを洗浄して新館に再利用。新しい設備を導入する一方、旧店の素材や和の趣を館内に採り入れたという。

 営業時間は、平日=11時~15時、17時~22時、土曜・日曜・祝日=11時~22時。大みそか・元日定休。既存の本店を含む全館のグランドオープンは11月16日を予定する。

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