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日本橋エリアで若手女性アート展-コレド日本橋・室町、日本橋三井タワーで同時開催

富田菜摘「さんざん待たせてごめんなさい」
ミクストメディア、新聞紙、雑誌 D450×W160×H182cm

富田菜摘「さんざん待たせてごめんなさい」 ミクストメディア、新聞紙、雑誌 D450×W160×H182cm

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 コレド日本橋、コレド室町、日本橋三井タワーで2月15日、若手女性アーティストによるアート展示「The 3rd CORED Women’s Art Style <Spring Story 2011>」が始まった。

奇抜でカラフルなヘッドコスチューム

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 2009年にコレド日本橋で初めて開催され、今年で3回目。昨年10月にオープンしたコレド室町と日本橋三井タワーを加え、3カ所同時開催することで回遊性の向上を狙う。

 現役美術大学生を含め、1977年~88年生まれの女性アーティスト9人が参加。多摩美術大学非常勤講師の上田雄三さんがキュレーターを務め、絵画、陶芸、立体、繊維強化プラスチック(FRP)を中心に作品60点を展示する。

 1986(昭和61)年生まれ、多摩美術大学油画専攻卒業の富田菜摘さんの作品「さんざん待たせてごめんなさい」は、新聞や雑誌のコラージュで等身大に作られたユニークな人体オブジェ。日経新聞の株式ページで作った「株式投資が趣味の老人『山崎俊二』」、安売りチラシで作った「スーパー帰りの主婦『田中俊子』」、雑誌「cancam」で作った「モテキャラ女子大生『山田友里』」など、10体の人物にそれぞれキャラクターと架空の名前を付け、リアルな街角の描写がイマジネーションをかき立てる。

 1983(昭和58)年生まれ、金沢美術工芸大学修士課程染織コース修了のフジモトアヤさんはテキスタイルアートを得意とする。伝統的な技法を使って染めた布を組み合わせ、色の濃淡や絞りの突起、ひだの凹凸など布の特性を生かした作品を展開。奇抜な形状のカラフルなヘッドコスチューム作品などを展示する。

 開催時間は、コレド日本橋=11時~21時(日曜・祝日は20時まで)。3月14日まで。

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