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八重洲にICタグの「リアルタッチショップ」-小ロットでの販売も

ICタグの新しい使い方を提案

ICタグの新しい使い方を提案

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 八重洲に1月30日、非接触型ICタグのアンテナショップ「RFID/NFC リアルタッチショップ」(中央区八重洲2、TEL 03-3281-3051)がオープンした。経営はエース工業(千葉県袖ヶ浦市)。

非接触型ICタグのアンテナショップがオープン-NFCタグは20枚から購入可能

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 ICタグとは膨大な情報の書き込み、編集ができるICチップを埋め込んだタグで、記憶した情報を非接触で読み取ることができる。従来は物流の在庫管理や出退勤、セキュリティーのチェックなど業務用に広く取り入れられてきたが、最近は「おサイフケータイ」などの登場で、より身近な存在になってきた。

 同社は、荷造り資材などと 共にRFIDタグや関連商品をウェブで販売する。今回、ICタグ技術の今後の普及を見込み、「実際に試して納得した上で、小ロットからでも購入できるように」と、自社ビルの1階スペースに同店を開いた。店舗面積は10坪。

 同店では、「RFID(Radio Frequency Identification)」と「NFC(Near Field Communication)」という2種類の技術方式のタグを展示、販売する。表面に印字ができるHFタイプ(100枚=5,300円~)や、データのみのUHFタイプ(100枚=2,700円~)、NFCタイプ(20枚~=1000円~)など。タグデータの編集ツール(5,500円~)や読み取り器など周辺商品も取り扱う。

 併せて、書籍にタグを付け、購入に至らなくても何回手に取られたかをデータに残すなどのアプリケーション事例も紹介。「触って試せて相談できる」スペースとして、関連業界のビジネスマンなどへの発信拠点を目指す。

 オープンから半月が過ぎ、「予想を上回る出足で個人客も多い」と福見祥弘社長。「近い将来、女子高生が自分だけのタグを作って文房具的な感覚で使うような世の中になれば」と期待を寄せる。

 営業時間は木曜・金曜の13時~19時のみ。

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