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人形町・甘酒横丁に日本酒バー「嗜」-ヤクルトサイズで味比べ

富山の塩辛3点盛りと佐賀・古伊万里酒造の銘酒「前(さき)」

富山の塩辛3点盛りと佐賀・古伊万里酒造の銘酒「前(さき)」

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 人形町の甘酒横丁沿いに8月24日、日本酒と肴(さかな)の味見バー「嗜(このみ)」(中央区日本橋人形町2、TEL 03-6661-0158)がオープンした。

「ビールは『一応』あるが焼酎はなし」と徹底して日本酒にこだわる「嗜(このみ)」

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 「いろいろな日本酒を少しずつ」がコンセプトの同店。ヤクルト1本と同じ65ミリリットル単位で、1杯=300~750円で提供する。店舗面積は24平方メートル。席数はカウンターのみ10席。

 店主の鈴木亮さんは、これまで映像制作や広告の仕事に携わってきたが飲食業の経験はない。大の日本酒ファンで、「飲み屋で日本酒を頼むと少なくても半合(90ミリリットル)か1合。もし口に合わなくても全部飲まなければいけない」ことに違和感を持ち、「もっといろいろな日本酒を少しずつ試せる店があってもいいはず」と同店開業を決めた。

 「ビールは『一応』あるが焼酎はなし」と徹底して日本酒にこだわる。常時15~20種類の銘柄をそろえ、高知・高木酒造の「豊乃梅」や佐賀・古伊万里酒造の「前(さき)」など、都内ではなかなか流通していない希少銘柄も。肴には各地の珍味のほか、築地の水産卸の自家製干物や西京漬けなどを100円から用意する。想定客単価は3,000~4,000円。

 「人形町の古い街並みは日本酒に合う」と鈴木さん。「日本酒に興味を持つ全ての人に、新たな味との出合いを提供したい」と意気込む。

 営業時間は15時~23時。日曜・祝日定休。

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