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東京駅で「ブリティッシュ・カウンシル・コレクション」展-国内最大規模

デイヴィッド・シュリグリー
《アイム・デッド》 2010年
Collection Hamilton Corporate Finance
Image courtesy Kelvingrove Art Gallery and Museum ? The Artist

デイヴィッド・シュリグリー 《アイム・デッド》 2010年 Collection Hamilton Corporate Finance Image courtesy Kelvingrove Art Gallery and Museum ? The Artist

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 JR東京駅丸の内駅舎内の美術館「東京ステーションギャラリー」(千代田区丸の内1、TEL 03-3212-2485)で1月18日、「プライベート・ユートピア ここだけの場所 ~ブリティッシュ・カウンシル・コレクションにみる英国美術の現在~」が始まった。

特定の展示施設を持たないことから「壁のない美術館(Museum without Walls)」とも呼ばれる

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 ブリティッシュ・カウンシルは、1934(昭和9)年に設立された英国の公的な国際文化交流機関。同機関が集めた約9000点の英国美術コレクションは、特定の展示施設を持たないことから「壁のない美術館(Museum without Walls)」と呼ばれ、特製の木箱(クレート)に納められて常に海外を旅し、現地の美術館で企画展を開くことで英国美術の発信を続ける。

 日本で初めて同コレクションを大規模に紹介する同展。東京ステーションギャラリーの他、伊丹市立美術館、高知県立美術館、岡山県立美術館でも巡回展示を行う。「同機関による既存の企画展の持ち込みではなく、美術館側が企画に参加した意欲的なケース」と同美術館学芸員の柚花文(ゆずはなあや)さん。「企画内容に合わせ、ブリティッシュ・カウンシルがコレクションの貸し出しに最大限に応えてくれた」と振り返る。

 1990年以降に多数見られる、ささいな日用品を応用した作品や視点の転換で身近な世界に新たな発見を見いだす作品など、時代を映し出す美術のトレンドを英国人アーティストの作品を通じて紹介する。絵画、写真、映像、立体など約120点を「風景」「物語」「ユーモア」「わたし」「引用」などをキーワードに展示。うち約50点は日本初公開となる。「イギリスらしいユーモアを楽しんでもらいたい」と柚花さん。

 その他、2月13日・20日・27日の閉館後(各日18時30分~20時30分)に、ブリティッシュ・カウンシル英会話スクールの英国人講師と共に英語で会話をしながら作品数点を鑑賞するイベントを開く。参加費1,000円。各回の定員は16人。要予約。

 開館時間は10時~18時(金曜は20時まで)。入館料は、一般=900円、大学・高校生=700円、小・中学生=400円。月曜休館。3月9日まで。

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