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モンゴル学術団、日本橋の老舗を訪問 日本・モンゴル国際シンポジウムで来日

和紙の老舗「榛原」で記念撮影

和紙の老舗「榛原」で記念撮影

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 モンゴルからの訪日団が日本橋を散策する「モンゴル視察団日本橋ツアー」が8月6日行われた。主催は経営行動研究学会(千代田区飯田橋4)とモンゴル経営ビジネス連合(ウランバートル)。

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 7日から千葉の中央学院大学で行われた第14回日本・モンゴル国際シンポジウムの参加者一行で、日本経済新聞がガイド役を務め、モンゴルの経営者や大学教授、自治体関係者など17人が日本橋の街歩きを楽しんだ。

 同シンポジウムの今回のテーマは「環境・経営・資源をめぐる諸問題」。一行は日銀、三越本店、三重テラスを見学した後、三井不動産「日本橋街づくり推進部」の会議室で、扇子の老舗「伊場仙」の吉田誠男社長より江戸時代の日本橋の成り立ちの話を聞き、同推進部の小野寺博さんより、歴史と環境を守りながら進める日本橋のまちづくりについてレクチャーを受けた。まちづくりの専門家も多い一行からは多くの質問が投げ掛けられた。

 講義の後は日本橋で125年続く社交クラブ「日本橋倶楽部」で昼食を楽しみ、午後は、「にんべん」「榮太楼總本舗」「たいめいけん(凧の博物館)」「榛原」など老舗各社を訪問し、それぞれの企業の歴史や経営理念に耳を傾けた。

 「限られた土地に高層ビルや神社などを効率よく配置し、歴史や伝統を残そうとしている」と同連合会長でモンゴル国立大学教授のドブド・ドルジさん。「短い時間だったが、老舗の経営姿勢がよく理解できた」と語っていた。

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