うちわの老舗「伊場仙」（中央区日本橋小舟町4）が8月5日、浮世絵に「ドラえもん」を描いたうちわの販売を始めた。

創業100年以上の老舗による「東都のれん会」とドラえもんのコラボ商品第1弾

　ドラえもんの作者である藤子・F・不二雄さんの生誕80周年を記念する同商品。創業100年以上の老舗による団体「東都のれん会」によるコラボ商品第1弾となる。同社は1590年創業の江戸最古の扇子とうちわの老舗。版元として、大英博物館やボストン美術館などの世界の美術館に残る多くの浮世絵を出版してきた歴史を持つ。

　同商品は、現存する版木画をもとに多色刷りのうちわ絵として制作。手すき和紙を貼り合わせ、歌川広重の「刀根川の月」を舞台に川のほとりで月見をするドラえもん、歌川豊国の「江戸歌舞伎」の中で歌舞伎の大立ち回りに逃げ出すドラえもんとのび太を描いた2アイテムを用意する。

　価格は各2,100円。本店のほか、直営通販サイト、一部百貨店で扱う。本店の営業時間は、月曜～金曜＝10時～18時、土曜＝11時～17時（5～8月のみ営業）。日曜・祝日定休。