廃棄する防災ヘルメットを展示する「FROM OFFICE TO LIFE」が8月18日から、東京建物八重洲ビル(中央区八重洲1)のエントランスホールで行われている。
東京建物の本社機能移転と、耐用年数の期限が切れたオフィス常備の防災ヘルメットの交換に合わせ、物を廃棄するか再生により新たな価値を与えるか考えるきっかけを提供することを目的に企画した。防災ヘルメットを適切な時期に新たな物と交換することを促し、防災意識を高めてもらう意図もあるという。
同社が社員や来訪者のために常備している防災ヘルメット約1200個を焼却処分した場合に排出される二酸化炭素の量は約1059キロになるという(環境省による二酸化炭素排出量排出係数による計算)。
会場では、防災ヘルメット144個をクリアケースに7段に積んで展示。解説パネル、モニターの展示で、防災ヘルメットの再生例や利活用案、環境面に関するデータなどを説明する。
今回、防災ヘルメットは144個分が、展示の両脇に置かれた2枚の大型ボードと同サイズのプラスチックボードになるという。会場に表示している2次元コードで閲覧できるサイトで、再生されたプラスチックボードの活用案を受け付ける。
同社によると、防災ヘルメットのようなプラスチック製品の多くは複合プラスチックを原料とするため分離・再生が難しく、ほとんどが焼却処分されるという。会場では、廃プラスチックを独自技術で再生する「REMARE」(名古屋市)などの協力を得て、防災ヘルメットのプラスチック部分を分離せず、粉砕・フレーク化して生成した再生プラスチック素材を展示している。
同社広報室課長代理の大矢英理子さんは「当ビルのテナントには環境意識が高い企業も多い。大企業にとって環境性能面で一定の水準を満たすビルに入居し、環境性能に投資をしていることは、企業の価値になる」と話す。
開催時間は7時~20時(最終日は17時まで)。土曜・日曜・祝日閉館。9月17日まで。