無料観覧の伝統芸能イベント「芝居小屋『日本橋座』公演イベント 廓三番叟(くるわさんばそう)」が9月27日、十思スクエア(中央区日本橋小伝馬町5)で開催される。
江戸時代、日本橋人形町・堀留町周辺には歌舞伎の「江戸三座」のうち中村座と市村座があり、人形浄瑠璃や見世物小屋なども集まる芝居町としてにぎわった。同イベントは、地域に残る歴史や文化を再発見し、江戸文化の復興と地域振興につなげようと、東京日本橋東ロータリークラブのメンバーや地元町会関係者でつくる江戸文化復興委員会の主催で昨年スタートした。歌舞伎俳優の中村芝翫さん、中村橋三郎さんらが「連獅子」を披露し、雨天にもかかわらず関連イベントと合わせ約1000人が来場したという。
2回目となる今回は、江戸時代に現在の日本橋人形町・富沢町周辺にあった「元吉原」にちなみ、遊郭・吉原を舞台にした女形芝居を取り上げる。同じく歌舞伎俳優の五世中村雀右衛門さんと歌舞伎長唄の鳥羽屋三右衛門さんらが出演する。
公演は「序・破・急」の3部構成。13時からの「序」では、中村さんと鳥羽屋さんに女形の芸についてインタビューする。13時30分からの「破」では、女流音楽家ユニット「白衣天人(びゃくえてんにん)」が三味線、笛、太鼓などの和楽器とピアノによる演奏を披露する。
14時40分からの「急」では、中村さんが古典芸能「廓三番叟」を披露し、鳥羽屋さんらが長唄を務める。中村さんは女形として活動し、2016(平成28)年に五代目中村雀右衛門を襲名した。
開催時間は13時~15時。11時から整理券を配布する。入場・観覧無料、事前申し込み不要。関連イベントとして当日は、隣接する「十思公園」で地元の飲食店や老舗企業など約20店が出店する「日本橋十思市」を開催。小学生限定の浴衣体験や昔のおもちゃ遊び、行燈作り、鰹節削り、線香花火などの体験企画を用意する。開催時間は11時~18時。雨天決行。