人形町交差点近くのラーメン店「げんまん」（中央区日本橋人形町3、TEL 03-6661-9921）が7月5日、「朝ラーメン」の提供を始めた。これまで11時オープンだった同店が、7時～11時に朝限定のラーメンを提供する。同時間帯は店名も「ど・モーニング」となる。

　「げんまん」は昨年末、京橋の人気ラーメン店「らーめんダイニング ど・みそ」の店主・斎藤賢治さんとフードジャーナリストのはんつ遠藤さんのコラボレーションで生まれた店。通常時間帯はみそラーメンが主力だが、朝ラーメンには専用のしょうゆラーメンを提供する。

　スープは、かつお節や昆布などが利いた昼と共通の魚介だしと、朝専用のさっぱりとしたしょうゆ味の「かえし（タレ）」を使用。麺は特注の細麺を使う。「かけそばのようにすっきりしているが、ラーメンらしいベースも利かせている」という。

　メニューは、具がのっていないかけラーメンの「朝のしょうゆらーめん」（300円）に、チャーシュー1枚、のり2枚、味玉1個、水菜、刻みネギの「全部のせ」（300円）、チャーシュー（2枚150円）などのトッピングを加えていくスタイル。しょうゆラーメン用のかえしをかけて食べる「TGK（卵かけご飯）」（150円）も。

　「夏場は暑いのでラーメンの売り上げが下がる。冷やしやつけめんはよくあるが、朝の涼しいうちに食べてもらうという方向もあると考え、朝ラーメンを始めることにした」と斎藤さん。「人形町は地下鉄が2路線あるため朝の人通りが多い。今後、徐々に広がっていけば」と期待を寄せる。