日本橋の老舗すき焼き店「人形町今半」で12月4日、都内の各支店をつないだ「リモートすき焼き忘年会パック」のサービス提供が始まった。

日本橋のすき焼き店で本・支店つないだリモート忘年会　タクシー送迎パックも

　新型コロナウイルス感染拡大第3波を受けて、密を避けた環境で安心して宴会を楽しんでもらおうと企画した同プラン。人形町の本店と、日本橋高島屋S.C.店、銀座店などの各個室を無償提供のウェブカメラでつなぎ、参加者は各店に少人数で集合して同時刻にスタートして同じ料理を食べながらモニター越しに会話を楽しむ。

　12月5日に開かれた日本橋に本社を置く企業の忘年会では、各店に5人ずつ集合。出席者は仲居が手慣れた手つきで調理するA5級黒毛和牛雌の霜降り肉を使ったすき焼きを楽しんでいた。

　同店では、すき焼き肉や調理済みすき焼きセットの宅配やMKタクシーとのコラボレーションによる自宅から店舗までの送り迎え付き「タクシー自宅送迎パック」など、さまざまなコロナ対応サービスを用意する。

　「密を避けて、安心安全な環境で『今半のすき焼き』を楽しんでいただける企画を可能な限り用意した。『リモートすき焼きパック』はお客さまの要望にお応えしている間に企画が出来上がった」と同社社長の高岡慎一郎さん。

　「MKさんコラボの『タクシー自宅送迎パック』は公共機関での移動に不安を持つお客さまや移動に苦労されている高齢のお客さまに安心して来店いただけるように最上位車種のタクシーでの送迎と料理代金をセットにした企画。行きも帰りもゆったりとくつろぎながら、最高のすき焼きを楽しんでほしい」と話す。